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京都の自転車販売店 KON’S CYCLE が サスティナブルな活動に取り組むわけ

園内道路をゴーカートで走りながら、信号や一旦停止などの交通ルールを学ぶことができた大宮交通公園(京都市北区)が、市内唯一の交通公園としての機能および豊かな緑をいかしながら、自転車を通じて学び、楽しみ、交流する場、また憩いの場を提供するサスティナブルパークとしてこの4月にリニューアルオープンした。時代は自動車から自転車へ。豊かな自然の中、管理事務所、サイクルセンター、コミュニティールームの機能を備えた建物とともに、もうひとつ目を引く施設がある。コンズサイクルのコンセプトショップ「Kon’s Green Park」だ。資料を見ると、自転車を通じて『サスティナブル』な社会の実現に向けた活動を実践していくとある。今回はそのキーマンである、京都自転車販売株式会社 営業企画室 室長の近藤大督さんに、コンズサイクルがサスティナブルな活動に取り組む理由について伺った。

コンズサイクル(KONS’ CYCLE)は1995年創業の京都自転車販売株式会社が運営する自転車販売店の屋号で、現在京都と滋賀で14店の実店舗とウェブストアを展開している。Webでは「自転車のある暮らしの楽しみを、もっと多くの人に。自転車とマナーと環境を、もっとステキな関係に。そして、京都・滋賀の空気を、もっとキレイに。」と謳われている。

 

自転車・人(教育)・環境の3つのテーマ

——コンセプトショップ「Kon’s Green Park」のオープン、おめでとうございます。資料を拝見したときに、そのコンセプトに正直驚きました。自転車販売店が、と言っては失礼ですが、本来は自治体や国が、または最近ではSDGsの考えが浸透してきていることもあり大きな企業も取り組んでいますが、よほどの志がないとできないようなことにトライされている、強い意思を感じました。もちろん自転車という、自然環境や人々の健康にいい乗り物を扱っているというのはあると思いますが、KONS’ CYCLEではいつ頃からどういった経緯でそういうコンセプトが生まれたのでしょうか。

近藤さん:大手自転車販売店さんが京都で店舗拡大されていく中で、何か他社とは違うアクションを起こすべきだと考えるようになりました。そんな時に、妻から新聞で募集していた「京都市未来まちづくり100人委員会」のことを知らされました。そして、2013年に「京都市未来まちづくり100人委員会(以下、100人委員会)」に参加し、そこで出会ったメンバー達と自転車関連の啓発イベントやサイクリングイベントをスタートさせました。そして京都では第1回目となる『京都カーフリーデー』に実行委員として参加したことが考え方の幅を広げる大きなきっかけとなりました。

京都カーフリーデー2013を実施した際のイメージビジュアル

——なるほど、そういう経緯があったのですね。奥様からの適切な情報提供もさることながら、近藤さんの行動力、そして100人委員会で自転車に興味を持つ方々と出会えたことも素晴らしいことですね。その他にも何か活動されていれば、教えてください。

近藤さん:100人委員会や「京都カーフリーデー」から様々な活動をされている団体や行政の方々と知り合うことができ、先ずは子どもの交通安全教室や自転車教育に力を注ぐようになりました。2018年には、京都市さんからのご依頼を受け保育園などに出向いて「キックバイク教室」をスタートさせました。

——最近ではネットショップの台頭で売って終わりの無責任な販売も増えているのではないかと思います。自転車は素晴らしい乗り物である反面、命を預かるものでもあるので、地域に根ざした販売店として地域へ貢献するのは素晴らしいことだと思います。

 

SDGsに取り組む工夫

——SDGsを中心に据えた2030アジェンダの正式名称は「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」で、「変革」という言葉が使われています。日本でもSDGsの考えがかなり浸透してきましたが、特にここ数年の間にコロナ、差別や偏見、フードロスと併せて温暖化の問題について、一人ひとりの行動、一つの企業の行動から始まって、みんながやっていくと大きな効果に繋がっていく、という考えが広がってきました。コンズサイクルの取り組みも、その一社の強い意思が徐々に周りに良い影響を与えているのでは無いかと思います。

——SDGsでは、企業の本業を通じて目標達成に取り組むことが重要とされています。コンズサイクルではSDGsを意識する様になってから変わったところや課題などはありますか。

近藤さん:SDGs に関してはまだまだこれからだと思っています。私どももそうだったのですが、一般的にはそもそも自転車自体がエコな乗り物であるという概念があり、どこか環境に良い働きをしていると思い込んでしまっていてそれ以上の取り組みや思考が止まってしまっているように感じていました。

——なるほど、確かに私自身にもそういう思い込みをしていた部分はあります。

近藤さん:そこで私どもコンズサイクルでは、2年ほど前から『U-KON(U:used、upcycle が由来)』をスタートさせました。店舗では毎日のように買い替えや処分でたくさんの廃棄自転車が出ます。その中には、まだまだ使えるモノや少し修理すれば再利用できるモノも多くあり、いつも勿体ないなぁと感じていました。それらの廃棄自転車をプロの技術で修理・整備することで新たな価値を生み出し、低価格でお客様に提供することで少しでも自転車から出るゴミを減らすことができるのではないかと思い『U-KON』をスタートさせました。

——以前、古い英国車に乗っていたとき、150人くらいのオーナーズクラブを運営していて、新しい車がエコで善とされる風潮を疑問に思っていました。イギリスでは上質なものをメンテナンスしながら大切に使い続ける文化があって、古い車ほどシンプルにできていることもあり、1970年代の車のスペアパーツも普通に購入できました。自転車には車以上にファッション性を求める方が多い一方、日常の身近なシーンで実用的に使われることも多いと思います。大量に消費されてきた自転車の市場に対してアップサイクルの考えを持ち込むのは、非常に大きな意義があるように感じます。

近藤さん:その他にも、今回のコンセプトショップKon’s Green Parkでは、この公園をリニューアルする時に伐採された木や廃棄された自転車の部品を使った店内の備品や什器等の制作をとおして、アップサイクルの考え方やこれからの店舗運営の在り方を考えるきっかけになりました。このように少しずつですが、私たちも勉強しアイデアをだしながら活動していきたいと考えています。

——私自身、SDGs に詳しいわけではないですが、活動することでさらに深く考えるようになり、また工夫しながら自分たちでできることに取り組むことで、持続可能な活動として続けていける、という点が素晴らしいと思いました。

 

Kon’s Green Parkの店づくり

——それにしても、ここ(大宮交通公園)は素敵なイメージに生まれ変わりましたね。2017年にポタリング(自転車散歩)記事の立ち寄りスポットとして撮影で立ち寄ったことがあり、その後もゴーカート目当てに子どもを連れてプライベートでも訪れましたが、その時と比べ、Kon’s Green Parkの建物も含め今っぽいスタイリッシュな雰囲気になりました。Kon’s Green Parkの店づくりにもサスティナブルを意識されたそうですね。

近藤さん: 先ほども話に出ましたが、Kon’s Green Park では、この公園をリニューアルする時に伐採された木や廃棄された自転車の部品などを利用し店内のカウンターテーブルや什器としてアップサイクルし再利用しています。ゴミを減らすという目的だけではなくコスト削減にも繫がりましたし、何よりもスタッフ皆でアイデアを出し合い自分たちでDIYしながら楽しく店舗オープンの準備ができたことがとても良かったと思います。スタッフのDIYのレベルも更にアップしましたよ(笑)。今後の店舗展開や新たな販促物の作成などにも今回の取り組みが役に立つと思っています。

この公園をリニューアルする時に伐採された木を再利用してDIYしたカウンター。
開店後には腰の部分にも装飾が施された。公園にある落ち葉でフレームを型取り、サドルとタイヤは開店祝いにいただいた花が見頃を終えたので解体して利用、使えなくなったクランクを最後に取り付けたことで立体感のある装飾になった。

近藤さん:それと今回のKon’s Green Park オープンでは、スタッフのユニフォームと作業用エプロンにもこだわりました。創業160年になる京友禅の老舗『岡重』が手掛ける新しいブランド「MAJIKAO」さんに思いやコンセプトをお伝えし、ご協力いただきました。まずユニフォームは、岡重さんで出た着物の羽裏生地の端切れとコンズサイクルのタグをオシャレにワンポイント使ってアップサイクルしていただきました。胸ポケットには工具のスパナの刺繡が施されていて、とってもオシャレなユニフォームが完成しました。

近藤さん:作業用エプロンは、使い古された革ジャケットをアップサイクルして制作していただきました。革ジャケットをエプロン型に縫製加工し、新たに工具を入れる用のポケットを6か所ほど作ってもらいました。首紐には廃ヘルメットから出た紐とバックルを、腰紐には廃チャイルドシートから出た紐とバックルを再利用しました。エプロンの裏生地には岡重さんで出た着物の羽裏生地「鯛づくし」の端切れを施し、作業中にチラッと羽裏生地が見えるようにオシャレに仕上げてもらいました。MAJIKAOさんにはいろいろと無理を言いましたが全て快く引き受けていただき、また想像していた以上の出来栄えになり、本当に感謝しています。

——ガラス張りのお店は柔らかい日が差し込み気持ちのいい空間ですし、お店の前には大きな木の木陰があり、ウッドデッキはカフェのような雰囲気です。扱われる商品で特徴的なものを教えてください。

公園に生えていた木のほか、廃棄自転車のハンドルバーなどのパーツも商品陳列に生かされている。

近藤さん:Kon’s Green Parkで扱っている商品は、コンズサイクルオリジナル自転車『Kon’s Labo』をはじめ、サスティナブルな考えを基にできるだけ愛着を持って長く使っていただける商品を取り揃えています。その中には、去年発売した「Kon’s Labo フォルテ」という国産の商品があります。今となっては国内で販売されている自転車のほとんどが中国製になってしまったのですが、このフォルテは国内で組み立てられている自転車で、この自転車に使われている全ての部品が国内メーカーの部品で組み立てられています。これからも国産商品にこだわり続け、いつかは自分たちの手で国産商品の組み立てをし、お客様にご提供できる自転車を作りたいと考えています。アップサイクルされた自転車『U-KON』の商品も取り扱っています。グループ店のコンズサイクルでは取り扱っていないような古くて珍しい商品が販売されているかもしれません。一点モノばかりなので興味がある方はKon’s Green Parkまで足を運んでみてください。

こんな自転車あったら良いな…といった思いから生まれたオリジナルブランドのKON’S LABO。写真の車体は、美しいデザインのホリゾンタルフレームがクラシックな雰囲気を放つ、おしゃれなミニベロ「シュシュ」。

近藤さん:MAJIKAOさんには、岡重さんで出た着物の羽裏生地の端切れを使ったKon’s Green Park限定のキーホルダーも作ってもらいました。着物の羽切れがキーホルダーに生まれ変わって一つの商品としてアップサイクルできたことが、とても嬉しいですね。ベルトに通せるようにデザインされていてとても実用的です。Kon’s Green Parkで500円で販売しています。それともう一つ、まだ販売はしていませんが廃車で出た革サドルの裏側に岡重さんの羽裏生地を貼り付け、新たなアップサイクルの商品としてサンプルを作ってみました。これがなかなか面白くって今後商品化できたらいいなぁと考えています。これからもいろいろとアイデアを出し新たなアップサイクル商品を開発していきたいと思っています。

Kon’s Green Park限定のキーホルダー。
岡重の京友禅の羽裏生地の端切れを使った「HAURA KEYRING」はひとつずつ手作りで、柄のパターンもそれぞれ異なる。

近藤さん:他には、「サスティナブル」な考えのもと商品化されているメーカーのパーツを取り揃えています。例えば、ドイツのタイヤ・チューブメーカー『SCHWALBE』は独自開発で、使用済みチューブを使った100%リサイクルの新しいチューブを生み出しています。SCHWALBEは、その他にも「フェアトレードラバー」を採用したり、「環境保護推進機関EPEA」とともに環境問題にも取り組んでいるため、Kon’s Green Parkをはじめコンズサイクル全店では積極的にSCHWALBE製品を取り扱っています。

近藤さん:その他にも、廃チューブからズボンバンドやツールケースにアップサイクルしているブランドや自然に帰る材質で生産された泥除け、生分解性のケミカルなどの環境に配慮した商品など、サスティナブルに関連した商品を主に取り扱っています。そして、店舗内ではそれらのブランドの取り組みをパネルやPOPなどでお客さまにも伝えられるように心掛けています。

自然に帰る材質で生産されたmucky Nutzの泥除けは、後でゴミになる商品パッケージも廃されている。
Kon’s Green Parkでは、ブランドの取り組みをパネルやPOPなどで積極的に伝えている。

 

Kon’s Green Parkの取り組み

——改めて、Kon’s Green Parkの取り組み、コンセプトを教えてください。

近藤さん:先ほども少しお話ししましたが、今回のコンセプトショップ「Kon’s Green Park」は私どもにとって大きく前進できるきっかけとなりました。2年ほど前から大宮交通公園が自転車の交通公園サイクルセンター(教育施設)としてリニューアルする話があり「必ずこの公園に関わりたい!」と強く感じたことから、どうすればこの交通公園にコンズサイクルとして関わることができ何をすればいいかを考え、アクションするようになりました。そうこうしているうちに話が順調に進み大宮交通公園サイクルセンターの運営にコンズサイクルを選んでいただける運びとなりました。

公園東側のメイン入口から入ると、右奥にKon’s Green Parkが見える。手前には自然と一体化したオブジェ風のベンチも。
公園の起伏ある地形との親和性を考えた大きな屋根が特徴の公園管理事務所「杜の家」。サイクルセンターとしての機能のほか、地域活動や習い事の教室として幅広い用途で利用できるコミュニティールームを備える。写真の自転車はFUJIのE-BIKEの1台、FARPOINT。

近藤さん:また、大宮交通公園のテーマが『サスティナブルパーク』と決まった時には、私どもコンズサイクルがこれからのテーマとして掲げていた《自転車・人(教育)・環境》と上手く合致したので、トントン拍子で店舗出店も決断しました。これからの方向性として大きく前進できたと思っています。

起伏のある公園内でひときわ大きく盛り上がった部分は「御土居(おどい)」と呼ばれる、豊臣秀吉が洛中洛外を再構築した際に作った京都を囲む土塁。ここまで良好な状態で残っている土塁は北野中学校構内とこの大宮交通公園の2箇所のみとなっている。

——コンズサイクルが上手く時代の流れに乗っているというか、コンズサイクルの想いに世間のニーズが追いついた感じですね。自転車業界全体にもいい影響が出そうで、これからが楽しみです。

 

地域との取り組み、外部への情報発信

——大宮交通公園ではサスティナブルパークとして、地域住民の方々や公園関係者と一緒にワークショップやイベントを開催していく様ですね。開園早々から「おもしろ自転車にのろう♪」「大宮グリーンマルシェ」などもされていました。

Kon’s Green Parkのグランドオープン日、4月3日には「おもしろ自転車に乗ろう」が大宮交通公園で開催された。

近藤さん:公園のテーマの一つにもなっている「地域住民の方々とのつながり(交流)」も積極的に行っていきたいと思っています。いつもKon’s Green Parkには沢山のご近所の方々が足を運んでいただいています。そこで交わす他愛もないお話から新たなお客様をご紹介いただいたり、新しいイベントの企画のヒントをいただいたり、中にはお孫さんを自転車教室に連れてきていただいたりと、とても大切な交流が日々行えていると実感しています。

4月18日に大宮交通公園で開催した、キックバイク教室と、自転車デビュー教室。

近藤さん:地元でのイベント等には特に力を入れています。最近では、京都河原町ユニクロ、JR京都伊勢丹、近鉄百貨店草津店、くずはモール、河原町OPA、洛北阪急スクエア、MOMOテラス六地蔵などの大型施設さんとのコラボイベントや、京都市、京都府城陽市、滋賀県守山市でのイベント開催など精力的に地元企業さんや自治体さんと一緒に地元を盛り上げようと活動させていただいていますし、幼稚園に定期的に出向いて自転車教室をさせていただいたりもしています。

近藤さん:Kon’s Green Parkでのイベントやワークショップについては、「京都市」と公園全体の委託を受けている「大和リース」と公園の管理を任されている「アースワーカー」、お隣に引っ越してきた「北消防署」、その他にも地元の商店街さんなどとも定期的に打ち合わせをし、これからの企画や運営についていろいろ意見交換しています。今は緊急事態宣言の影響を受けて、全てのイベントや自転車教室が中止となってしまいましたが、今後面白いイベントやワークショップが開催できるように準備を進めてまいります。また、Kon’s Green Parkでは、準備が整いしだいレンタサイクルやサイクリングツアーガイドなどいろいろなサービスをスタート出来たらと思っています。HPやSNS等で情報発信をしていきますので期待しておいてくださいね。

広域避難場所でもある公園と一体性や回遊性を持たせることで,災害時には避難者に対する応急救護や災害情報の提供が可能になった北消防署。
北消防署で行われる壁を使った訓練の様子を見学することも。

——Kon’s Green Parkでは、情報発信にも注力するとお聞きしました。どういったところを目的にされているのですか。

近藤さん:今となっては、当たり前となっているSNS等を活用した情報発信ですが、残念なことにまだまだ使いこなせていないのが現状です(笑)。もっと沢山の方に私たちの取り組みや活動を知っていただき、一緒に盛り上げていただきたいですし、イベントや自転車教室などにも沢山の方に参加していただきたいと思っています。必要な情報を正しくお客さまや関係者の方に発信し、皆で情報共有できたらこれからもっともっとこの公園に遊びに来ていただける方が増えますし、将来もっともっと楽しい素晴らしい自転車の環境が整っていると信じています。

 

これからのKON’S CYCLE

——何事にも言えることですが特にサスティナブルな社会の実現に向けた行動は、その時の勢いだけで頑張っても長続きしなければ意味はありません。企業はこれまでCSR(企業の社会的責任)の観点から社会貢献活動を行ってきましたが、これまでの社会貢献活動は主にボランティア的な側面の強い活動でした。一方で、SDGsは、企業の本業を通じて目標達成に取り組む、経済と環境が一つになった点が画期的だと言えます。コンズサイクルではSDGsを意識しながら、どのように本業と結びつけて継続的な活動をされていく予定でしょうか。

近藤さん:私たちコンズグループは、京都・滋賀での地域に根差したネットワークをこれからも大切にし、店舗ごとの特徴を活かし、お客様に合った商品やサービスを提供していきたいと考えています。自転車教室や地域イベント、ワークショップを通じて自転車の楽しさをたくさんの方に伝えていきたいです。そして、自転車で人と人を繋げ交流する場を提供し、“自転車事故ゼロ”を目指して京都・滋賀を住みよい街にしていきたいと考えています。そして、自転車教育を通じて子供たちの成長を応援します。『自転車』『人』『環境』この3つのをテーマに掲げ地域に密着し社会貢献していけるように頑張ります。

——改めて言うまでもなく自転車は素晴らしい乗り物ですが、未来に向かって自転車のあるべき姿など、近藤さんの夢も含めて教えてください。

近藤さん:私の夢はたくさんあります。とても欲張りな性格なのでまだまだ夢の途中って感じですね。自転車でできることは無限にありますし、そんな中で仲間たちと楽しんでできること、お客様の為になること、お客様に喜んでもらえることをしっかりと選択し夢に向かって前進していきたいです。

近藤さん:自転車は気軽に楽しめる素晴らしい乗り物です。だからこそ一番大切なことは、小さいころから始める自転車教育だと思います。沢山のこどもたちに自転車の楽しさ、安全な乗り方を知ってもらうことが今の私たちの大事な役割だと感じています。最近は、時代の流れや環境の変化の速さに日々驚かされます。私たちもしっかりと変化に対応し、スタッフ皆で切磋琢磨し成長していきたいと思っています。そして新たな商品や素晴らしいサービスをご提供し、お客様に愛される、お客様に選んでいただける自転車店コンズサイクルでありたいと考えています。
いつか『Kon’s Park』をたくさん作れたらいいなって思っています。夢ですけどね(笑)。

 

*この記事で紹介している情報は、2021年5月時点の取材に基づいています。

*参考リンク
 KONS’ CYCLE(コンズサイクル)
 Kon’s Green Park – FBページ
 Kon’s Green Park – Instagram
 大宮交通公園

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