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大阪・能勢町 サイクリングマップ:岐尼&久佐々神社 パワースポット巡り11kmコース
2022.11.11
大阪府の最北端に位置する能勢町は、梅田から車で50分程度と気軽に行ける距離にありながら、四方を自然豊かな山に囲まれ気温が5℃ほど低く、大阪の避暑地として知られています。今回は、道の駅能勢(くりの郷)を起点に秋の能勢を感じながら、岐尼(きね)神社、久佐々(くささ)神社などパワーをもらえそうなスポットを巡る約11kmの周回コースをご紹介します。
今回のコースもNo.02:長谷棚田12kmコースと同様、買い物、食事、観光案内など能勢の魅力がぎゅっと詰まった能勢町観光物産センター 道の駅能勢(くりの郷)からスタート。大阪方面から能勢町に入ってすぐのあたりに位置してアクセスが良く、広い駐車場も完備。この日も地元で穫れた新鮮な農産物を目当てに、多くの来店客がオープン前から並ばれていました。
買い物は帰る時にするとして、さっそくサイクリングに出かけます。11月とは思えない暖かさで、楽しい1日になりそうです。
道の駅の裏手の道を北上すると、すぐに田園風景が広がります。車の往来も少ないので、長閑な景色を楽しみながらゆっくり走ります。
緩やかな坂を越えると田んぼを見渡せるところに看板が(多田塚)。能勢町にはいたる所に戦国史や観光情報が掲出されています。
岐尼(きね)神社を訪れる前に、そのすぐ横の木田菓子店に立ち寄ります。パイ生地を使ったコルネをひとつ、サイクルングの休憩と称して購入。和洋菓子を製造販売する同店は、地元の人に古くから愛され続けている一軒です。
こちらが今回の目的地のひとつ、大明山麓の森に鎮座する岐尼(きね)神社。朝晩の肌寒さで木々が綺麗に色づいています。
岐尼神社を後にし、国道173号から府道54号に入ってすぐの三角屋根が目印のお店は、地元のお米屋さんが経営しているお餅メインのカフェ。まだ昼前なので、軽く昼食をいただきます。
この日はお雑煮を注文。食べ応えのあるお餅が2個入っていて、そのボリュームと美味しさに満たされました。
お店から東へ進むと、緩やかで長い上り坂(eBikeなら脚力に自信の無い方でも大丈夫です)。下り坂に差し掛かり釣り堀を超えたところで右手に景色が開けるので、右折します。田畑の向こうに見える大きく立派な屋根のある建物は、”浄瑠璃の里 能勢”をPRする劇場「浄るりシアター」です。
「能勢の浄瑠璃」は、江戸時代後期から今日まで200年以上にわたって受け継がれている能勢の大切な芸能です。現在でも、約200名の語り手が存在し、町内各地区に太夫襲名の碑など100余基が残されています。
この伝統芸能「能勢の浄瑠璃」を次代に継承するため、人形・囃子を加えたビジュアル化で1998年に淨るりシアターのプロデュースにより「能勢人形浄瑠璃」がデビュー。2006年には新たに名称を能勢人形浄瑠璃 ”鹿角座(ろっかくざ)” として、劇団を旗揚げし、現在も様々な活動をされています。
サイクリングの途中に休憩も兼ねて、ゆっくり伝統芸能に触れてみるのも良いですね。
浄るりシアターに隣接するスタイリッシュな建物は、2021年に開庁した能勢町 新庁舎。天井及び壁のルーバー・ベンチ・受付カウンターには能勢産スギ材を活用し、木の香る温かみのある空間を実現しています。
パワースポット巡り2ヶ所目の久佐々(くささ)神社に到着。写真左手の巨木が参拝者を迎えます。
境内には大木が鬱蒼と茂り、派手さはありませんが美しい紅葉が目を引きます。神門をくぐった正面にあるのは舞殿、写真右手に少し写り込むのは、希少とされる長床です。
後半は、久佐々神社の向かいを流れる大路次川沿いに走ってみます。山と川と田畑があるだけですが、それが何よりも心地よいと思えます。大阪から小一時間でこんな素晴らしい自然に出会える、能勢町っていいなって改めて思います。
左岸から右岸へ移動しながら、大路次川沿いにひたすら南下します。信号も車の往来もほとんどないので、とても気持ちの良いサイクリングです。道でお会いした能勢町の方は、皆さん挨拶をしてくださいました。
川沿いに群生するススキが綺麗だな〜っと思いながら走っていたら、最後に山辺川で間近に触れることができました。風にサラサラと揺れる美しいススキの姿に癒され、サイクリングを締めくくりました。
今回巡ったコースはこちら。
*撮影協力
能勢町観光物産センター 道の駅能勢(くりの郷)
能勢町観光協会 / のせNOTE 能勢町の観光と物産
木田菓子店
植村米穀店 / cafe’ smile
*使用車体
Tern / VEKTRON N8
*この記事で紹介している情報は、2022年11月時点の取材に基づいています。
*田畑への立ち入り、集落、路地への身勝手な侵入など、地域の方に迷惑のかからないようにサイクリングをお楽しみください。
*株式会社アキボウではCSR活動の一環として、産業(観光業)の活性化を目的に能勢町を中心としたサイクリングMAPの制作、情報発信に取り組んでいます。
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