2023年11月5日（日）に埼玉県のさいたま新都心駅周辺にて「2023ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」が開催されました。

COLNAGO（コルナゴ）がサポートするUAEチーム・エミレーツからはタデイ・ポガチャル選手、ダヴィデ・フォルモロ選手、イヴォ・オリヴェイラ選手の３名が参加し、レースを盛り上げました。

ポガチャル選手は、チームプレゼンテーションやさいたま市内交流会にも参加し、日本のファンとの交流を楽しみました。そして、クリテリウムメインレースでは見事に優勝し、圧巻のゴールスプリントで多くのファインを魅了しました。

今回はレース前日のイベントから、レースの模様までをレポートします。UAEチーム・エミレーツからのプレゼント告知もありますので、ぜひ最後までご覧ください。

11月4日（土）

さいたまスーパーアリーナの特設会場で、14時40分からチームプレゼンテーションが行われました。マイヨ・ブラン姿のポガチャル選手がステージに登場すると、会場は大きな歓声に包まれました。

忙しくて疲れているのではないですか？という質問には「今週はとても忙しかったのですが、日本に来て皆さんにお会いすることができるのを楽しみにしていたので、全然疲れていません。」と答えました。また骨折した手首については「99%完治しているので大丈夫です。」とレースへの万全の体制を見せてくれました。

また、フォルモロ選手は来年に移籍を控えUAEチーム・エミレーツとしては最後のレースとなり、心境を尋ねられると「寂しい気持ちもあるが、楽しんで参加したい。」と答えました。

16時からはさいたま市内交流会が開かれました。

地元高校生の書道パフォーマンスの後は、袴姿のポガチャル選手やセップ・クス選手（ユンボ・ヴィスマ）らが、高校生のサポートを受けながら巨大書道にチャレンジ！ポガチャル選手は、新人賞の「新」を見事に書き上げました。

続いて漫画家 渡辺航先生が登場。ベレー帽姿に着替えたポガチャル選手やクリス・フルーム選手（イスラエル・プレミアテック）らが日本をモチーフとしたイラストにチャレンジしました。４分間という短い時間で与えられたお題を描くチャレンジで、ポガチャル選手が描いたイラストは、、、

またトークコーナーでは、渡辺先生から「勝った時の決めポーズはありますか？」と尋ねられ、ツール・ド・フランスでもお決まりのポーズを披露していました。

さいたま市内交流会の最後には参加選手全員で集合写真を撮影し、大盛況のうちに幕を閉じました。

11月5日（日）

12時25分からオープニングセレモニーが開催されました。会場内がレースへ向けた緊張感や期待感が高まる中、全身をレースユニフォームに身を包んだUAEチーム・エミレーツが登場。レースへの意気込みを尋ねられるとポガチャル選手は「Let’s go on a race！」とコンディションの良さをアピールしました。

13時35分には、チームタイムトライアルが行われ、バーレーン・ヴィクトリアスがレースを制しました。そして2時55分には、クリテリウムメインレースがスタート。全長約3.5kmのコースを17週、合計59.5kmで競いました。序盤はクリス・フルーム選手をはじめとする逃げ集団ができるも、比較的スローなペースで展開。しかし終盤には一転し、ハイペースなレース展開となりました。UAEチーム・エミレーツらがプロトン先頭でレースをコントロール。動きがあったのは終盤戦で、アタックを仕掛けたペテル・サガン選手（トタルエネルジー）の動きにクス選手とポガチャル選手が反応。そのまま３名の争いとなると、最後にはフィニッシュラインを目掛けてスプリントを仕掛けたポガチャル選手が圧倒的な強さを見せて優勝を飾りました。

UAEチーム・エミレーツは、ツール・ド・フランスでの見事なパフォーマンスを日本でも見せてくれました。そしてV4Rsで駆け抜けるポガチャル選手の圧巻の走りは、多くのサイクリングファンを魅了しました。

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