日本国内で生産された自転車が、海を渡りアメリカでの地位を築き始めた1970年代に、その基盤を作ったといっても過言ではないFUJI。実は当時の完成車ラインアップのほとんどが、NITTO製のハンドルバーを採用しており、中でも一部のモデルにおいては贅沢にもその片側に"FUJI"という刻印を刻んでいたという。今回の別注仕様では、NITTOの倉庫から発見された「当時の刻印金型」をそのまま使用することで当時の刻印を再現。さらに、B802AAFが元来持つ適度なハンドル幅とライズおよび汎用性はそのままに、中心のストレート部分を110mm→130mmに延長。わずか20mmの変化が全体の表情に適度なトレンド感を加えている。ハンドル幅=660mm、バークランプ径=25.4mmで多くのFUJIの車体に適合。