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知れば理解が広がる。0から始めるFUJI的スポーツバイク選び

2025.06.16 JOURNAL

知れば理解が広がる。0から始めるFUJI的スポーツバイク選び

こちらにきていただいた方の中には「FUJIってただでさえ振り幅の広いラインアップがあって、興味はあるけど何から検討したら良いのかわからない!」もしくは、「そもそもスポーツバイクに興味を持ったばかりで、正直何もわからない!」と言う方も少なくないでしょう。

一般的に、自転車を選ぶときは

【1】好みにあったブランド/モデル/カラーを選ぶ
【2】サイズを選ぶ
【3】必要に応じてカスタマイズなどを行う

と言う順番を経ていくことが多いと思います。ただ、もしあなたがビギナーだとした場合、それらを検討する前に

【0】まず、仕様の種類や違いをざっくりでもいいので知る
【0】自分自身の目的・用途を決める/好みをはっきりさせる

と言う工程を先に経ていると、以降の自転車選びがよりスムーズになり、手に入れた後も「思っていたのと違ったな…」と言うことも限りなく少なくなることでしょう。

これから自転車選びをしていく上で出会うであろういくつかの選択肢に関して、どちらが正解/不正解はなし。まさに多様化の時代です。
それぞれに強み弱みがあって当然!ということで、FUJIらしくちょっぴり偏った観点で、あえて対極の立場でそれぞれの言い分を書いて戦わせてみましたので、どちらが勝ち!ではなく、「自分ならどちらの方に共感できるか」という広い心で気軽に読んでみていただければと思います。

変速事情 (変速あり vs シングル)

変速においては、ざっくり言うと変速ありシングルスピード(変速なし)の2種類に分けられます。FUJIはどちらも豊富にラインアップしているという点も、他のメーカーにはあまりみられない特徴的な部分かもしれません。

変速あり
スポーツバイクなんだから変速あるのが基本でしょ。逆に変速なしとか考えられないよね。山の中ならもちろん、街だって坂道はいくらでもあるわけだし。普段は乗る距離が少なくても、週末には足を伸ばしてみたいしね。
ただし、スポーツバイクの概念として、変速が多けりゃいいってわけでもないことだけは理解しておいて。

例: FEATHER CX+RAIZBALLADHELION など 
シングルスピード
変速ないからと言って侮るなかれ。
パーツが少ない=軽い。パーツが少ない=コスパ高し。パーツが少ない=カスタムや手入れの時もコスパ高し。チェーン落ちの心配ほぼなし。せいぜい5km圏内だとかの日常使用での利点はいっぱい。どうせ使わないなら、いっそない方が良くない?

例: FEATHERTRACK ARCVSTROLLVAPAH など 

関連記事▶︎ シングルスピードバイク、どう選ぶ?

フレーム素材 (アルミ vs クロモリ)

FUJIが展開する価格帯の自転車のメインフレームにおいては、主にアルミ素材クロモリ素材の2種類が採用されます。これも、FUJI的観点で、それぞれの立場からの見解を考察してみました。

アルミ素材
軽くてサビにも強く、パワー自慢のサイクリストのペダリングにも負けない適度な硬さがあって、スポーツバイクの入門素材って感じ。扱いやすさはピカイチ。日常使いにも「走り」使いにも、軽さは正義でしょ。

例: NAOMITRACK ARCVRAIZAKILAH など 
クロモリ素材
適度なしなりと粘りが魅力。スキニーなルックスで、中身はしっかりタフ。長距離も街乗りも、バランスの良い乗り味を求めるならバッチリ。クラシカルな見た目は唯一無二だし、自転車のルーツを語る上でも外せない素材でしょ。

例: BALLAD ΩFEATHERTALAWAHALTERR など 

関連記事▶︎ クロモリバイクの魅力

ハンドル形状 (ドロップ vs フラット)

スポーツバイクといえばロードバイクを思い浮かべる方も多いのでは。ロードバイクをはじめ、スピードや長距離走行重視なドロップ系ハンドルと、マウンテンバイク由来でコントロール性や安定感重視のフラット系ハンドルとを比べてみましょう。ライディングのポジションや見た目の雰囲気に及ぼす影響も大きい一方で、実は多くの場合においてゆくゆくはカスタマイズしていくことも可能な部分でもあります。

ドロップ系ハンドル
スポーツバイクならではの前傾姿勢をとりやすくて、スピード感も楽しめる。当たり前だけど、「ならでは」なルックスもやっぱりカッコイイ。手の位置も変えられて長距離ももってこいだし、ハンドル幅もコンパクトだから車道でも扱いやすい。たしかに、最初はちょっと慣れが必要かもだけど、その先で世界が変わるんだったら、チャレンジしてみる価値有りじゃない?

例: NAOMIFEATHER CX+BALLAD RHELION R など 
フラット系ハンドル
スポーツバイクに乗って、快適に走りたいんだから、操作しやすさは大事でしょ。前傾姿勢で速く走るのも確かに憧れはあるけど、街中や信号の多いルートでの操作性は抜群。バッグを背負ったりすることも多い通勤・通学ユーザーは「スポーツバイクだけど気負わず乗れる」っていうちょうど良いバランスを求めてるんだよね。

例: AKILAHFEATHER CX FLATBALLADHELION など 

ブレーキ (ディスク vs リム)

ブレーキに関しても、マウンテンバイク由来のディスクブレーキと、ロードバイクを中心に長い間親しまれたリムブレーキ(Vブレーキ/キャリパーブレーキ)という2種類が、現在のスポーツバイクにおける主流と言えるでしょう。

ディスクブレーキ
雨の日でもガッツリ止まる安定の制動力。これまではリムブレーキを使っていたロードバイク業界だって、今はディスクブレーキ化されてるわけだし、現代では標準装備とも言えるよね。言わずもがな、オフロードやE-BIKEとも相性もバッチリだよ。

例: NAOMI DISCRAIZ-DISCALTERRSTAUT など 
リムブレーキ
軽さ&構造のシンプルさで今も根強い人気。メンテナンスもシンプルだし、コストも抑えめ。やっぱり昔ながらの「自転車らしさ」には外せないし、それを感じたくてFUJIを選んでる人も多いだろうしね。入門としてのスポーツ走行はもちろん、街乗りメインなどであれば正直これで十分すぎるよね。

例: NAOMIRAIZBALLADHELION など 

ホイールサイズ (700c vs 26″ vs 20″)

「どれが一番優れているか」という論争がしばしば起こりがちなホイールサイズ。細かくみていくとかなりの種類が存在しますが、ここではあえて「FUJIで展開している」ものから、700C26inch20inchを見ていきましょう。

700c
いわゆるロードバイクサイズ。転がりが良くて、細いタイヤを選べば地面との接点も少ないから、スピードも維持しやすい。スポーツバイクを楽しみたいならまずこのサイズだよね。今は太めのタイヤの選択肢も増えてるし、スポーツバイクデビューとして、まず間違いないよ。

例: FEATHERRAIZBALLAD など 
26inch
昔ながらのMTBサイズ。確かに街中では最近はあまり見かけなくなったけど、その界隈では変わらず根強くて交換の際の選択肢に困ることもない。もちろん、太めのタイヤの選択肢も多いから、ちょっとした段差なら気にならなかったり、実は街中との相性は意外と良いんだ。

例: ALTERR など 
20inch
コンパクトで取り回し抜群。あと、大きいタイヤに比べて漕ぎ出しが軽いから、信号待ちなどのストップ&ゴーが強いられる街中でもストレスなし。タイヤのサイズは全体のサイズ感にも大きく影響するし、室内などの保管時にも利点あり。まさに都市生活にフィットする相棒。

例: STAUTHELION など 

 

いかがでしたでしょうか。かなり大雑把な説明にはなってしまいましたが、とりあえず今回はここまで。
ひとえにスポーツバイクといえど、自分が求める用途によって、選ぶベストアンサーも大きく変わってくるんですね。

とはいえ、上記の項目だってスポーツバイク選びに影響を及ぼすほんの一部の要素。もちろん「見た目」がグッとくることだって大事な要素だし、必ずしもスペックにとらわれすぎる必要はありません。

次回は、FUJIの実際のラインアップにもう少し突っ込んで、カテゴリごとに分解して説明させていただきます!

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